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楽天証券スーパースクリーナーの条件設定|3 つの代表条件と保存方法
updated by @kabueng55
「楽天証券のスーパースクリーナーがあると聞くが、条件設定が分からない」「スクリーニングで効率的に銘柄を探したい」——楽天証券ユーザーが銘柄選別で抱える典型的な悩みです。楽天証券スーパースクリーナーは、口座保有者が利用できる検索ツールです。「低PER・低PBR / 配当 / グロース」の 3 つの代表条件を保存しておくと、毎週の検索結果を同じ基準で比較できます。30-100 銘柄に絞り込んだ後、四季報や個別チャートで確認する 2 段階の見方を整理します。
事実根拠としては、公式 では 楽天証券公式サイト でスーパースクリーナーの機能と使い方ガイドが公開されています。書籍 『株式投資のスクリーニング活用法』関連書籍 (Amazon JP) でも、各証券会社のスクリーナーが個人投資家にとっての標準ツールとして紹介されています。
実際、あらきよ (@arakiyocom) のような X の声では、「楽天証券の米国株・スーパースクリーナー、ETF 配当利回りと経費率で米国 ETF を検索できるの良いですね」と、日本株だけでなく米国 ETF まで検索できる楽天スーパースクリーナーの幅広さが共有されています。スクリーナーでは、財務指標・配当・業績成長などの条件を組み合わせ、結果を四季報の記者コメントで二次確認する使い方もあります。
私自身、スクリーナーを使い始めた頃は条件を増やしすぎて、検索結果が数件しか残らないことがよくありました。逆に条件を緩めすぎると数百件になり、結局見切れません。今は「まず30-100件にする」「その後にチャートと業績で二次確認する」という順番にしています。
この記事では、楽天証券スーパースクリーナーの基本機能、3 つの代表条件 (低PER・低PBR / 配当 / グロース)、結果の絞り込み手順、条件の保存方法、運用ルーティン、注意点 5 つを順に解説します。スクリーニングツール全般の比較は 株スクリーニングツール5選、銘柄分析ツールとの併用は マネックス銘柄スカウターの使い方 で別途整理しています。
楽天証券スーパースクリーナーの基本機能
楽天証券スーパースクリーナーは、楽天証券の口座保有者が無料で利用できるスクリーニングツール です。

主な機能:
- 多数の条件項目: 株価 / PER / PBR / ROE / 配当利回り / 業績 / テクニカル等 100+ 項目
- AND / OR 条件組み合わせ: 複数条件を論理演算で組み合わせ
- 条件保存: 設定した条件を名前付きで保存して再利用
- 結果ソート: 検索結果を時価総額 / 配当利回り等でソート
- CSV エクスポート: 検索結果をダウンロード
- マーケットスピード連携: PC ツールと連動して即取引
アクセス方法:
- 楽天証券 Web 版: ログイン後「マーケット情報 → スーパースクリーナー」
- マーケットスピード II (PC ツール): 「銘柄 → スーパースクリーナー」
- スマホアプリ: iSPEED 経由でも一部機能を利用可能
他証券のスクリーナーとの比較:
- マネックス銘柄スカウター: グラフ表示が強い・10 期業績比較
- SBI スーパースクリーナー: シンプル UI・初心者向け
- 楽天スーパースクリーナー: 条件保存と検索速度・直感的 UI
楽天証券スーパースクリーナーの強みは 「条件保存機能の使いやすさ」「マーケットスピードとのシームレス連携」 にあります。
代表条件 1: 低PER・低PBR (PER × PBR × 安全性)
財務指標を確認する基本条件として、低PER・低PBRの設定を整理します。

低PER・低PBR条件(設定例):
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 時価総額 | 100 億円以上 (流動性確保) |
| PER (実績) | 12 倍以下 (バリュー判定) |
| PBR | 1.0 倍以下 (純資産以下評価) |
| ROE | 8% 以上 (収益力ゼロ回避) |
| 自己資本比率 | 50% 以上 (財務健全性) |
| 配当利回り | 2% 以上 (株主還元あり) |
論理:
- 時価総額 100 億以上で流動性確保
- PER 12 倍以下 + PBR 1.0 倍以下を条件に設定
- ROE 8% でバリュートラップ (収益力ゼロ) を排除
- 自己資本比率 50% で財務健全性確認
- 配当 2% 以上で株主還元意識あり
期待される結果: 30-80 銘柄程度が抽出される目安。多すぎる場合は ROE 10% / 自己資本比率 60% に厳しくすると絞り込めます。
注意点: 低PER・低PBRの企業には、指標が低い背景がある場合もあります。スクリーニング結果から、業績推移や事業環境を二次確認してください。詳しくは PER・PBRの見方 も参照してください。
代表条件 2: 配当株 (利回り × 継続性 × 健全性)
配当株を抽出する条件設定です。

高配当株条件 (推奨設定):
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 時価総額 | 100 億円以上 |
| 配当利回り | 3.5% 以上 |
| 配当性向 | 30-60% (持続可能な水準) |
| 自己資本比率 | 40% 以上 |
| 営業利益率 | 5% 以上 (収益安定性) |
| 連続増配 | 5 年以上 (任意・厳しい条件) |
論理:
- 配当利回り 3.5% で高配当判定
- 配当性向 30-60% で「無理のない配当」と判断 (80% 超は警戒)
- 自己資本比率 + 営業利益率で財務健全性
- 連続増配 5 年は強い株主還元意識の証拠
期待される結果: 20-50 銘柄程度が抽出される目安。連続増配条件を加えると 10-20 銘柄に絞り込まれます。
注意点: 高配当株は減配リスクと表裏一体です。配当性向 80% 超の銘柄は将来の減配リスクが高いです。詳しくは 高配当株の選び方 を参照してください。
代表条件 3: グロース株 (成長率 × 収益性 × バリュエーション)
グロース株を抽出する条件設定です。

グロース株条件 (推奨設定):
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 時価総額 | 100 億円以上 |
| 売上成長率 (過去 3 期) | 20% 以上 |
| 営業利益成長率 (過去 3 期) | 30% 以上 |
| ROE | 15% 以上 |
| 営業利益率 | 10% 以上 |
| PER (予想) | 40 倍以下 (グロースで上限) |
論理:
- 売上 + 利益の両方が高成長 (グロース判定)
- ROE 15% で高収益性
- 営業利益率 10% で本業の収益力高
- PER 40 倍以下で「無理ない成長期待」と判断 (60 倍超は過熱)
期待される結果: 10-30 銘柄程度が抽出される目安。新興市場の若い成長企業が多くヒットします。
注意点: グロース株は値動きが激しいので、エントリータイミングが重要です。形状チェック (上昇トレンド / カップウィズハンドル等) との併用が必須。詳しくは グロース株の選び方 を参照してください。
結果の絞り込み手順 (2 段階フィルタ)
スクリーニング結果を絞り込む 2 段階手順です。

ステップ 1: スクリーナーで 30-100 銘柄に絞る 3 つの代表条件で 30-100 銘柄が抽出される設定にします。多すぎる場合は条件を厳しく、少なすぎる場合は緩めて調整。
ステップ 2: 個別銘柄を詳細分析 30-100 銘柄から、以下の二次フィルタで 5-10 銘柄に絞り込みます。
-
二次フィルタ 1: 四季報の記者コメント 「強気」「中立」「警戒」の 3 分類で、強気 + 中立のみ採用。詳しくは マネックス銘柄スカウターの使い方 も参照。
-
二次フィルタ 2: チャート形状の確認 上昇トレンド or 底打ち段階の銘柄に絞る。下降トレンド継続中の銘柄は除外。
-
二次フィルタ 3: 業績予想変化 直近の業績予想が上方修正 or 据え置きの銘柄を優先。下方修正は除外。
-
二次フィルタ 4: セクター環境 業界全体が成長 or 安定の銘柄を優先。構造不況業種は除外。
-
二次フィルタ 5: バリュエーション 業界平均と比較して、極端に割高でない銘柄を選別。
5 つの二次フィルタで、30-100 銘柄から 5-10 銘柄に絞り込まれます。
条件の保存と運用ルーティン
楽天証券スーパースクリーナーの強みは 条件保存機能 にあります。

保存手順:
- ステップ 1: 条件を設定して検索実行
- ステップ 2: 「条件を保存」ボタンをクリック
- ステップ 3: 名前を付けて保存 (例: 「低PER・低PBR」「配当」「グロース」)
- ステップ 4: 次回は保存条件を呼び出して即時実行
運用ルーティン (週次):
- 月曜朝: 保存条件 3 つ (低PER・低PBR / 配当 / グロース) で一括スクリーニング
- 月曜昼: 新規ヒット銘柄を 10 件ピックアップ
- 月曜夜 〜 火曜: 各銘柄の四季報詳細 + チャート確認
- 水曜: 二次フィルタ後の 3-5 銘柄を監視銘柄リスト化
- 木曜 〜 金曜: 監視銘柄のエントリータイミング待ち
月次ルーティン:
- 月初: 保存条件の見直し (基準値が現在の相場環境に合うか)
- 月末: 過去 1 ヶ月の発掘銘柄パフォーマンスを集計
この週次 + 月次の組み合わせで、銘柄発掘が体系化できます。
注意点 5 つ
スーパースクリーナーを使う上での注意点を 5 つ整理します。
注意点 1: スクリーニングは「発掘」、判断は別作業 スクリーニング結果に出た銘柄を、そのまま買うのは危険です。詳細分析 (四季報 / チャート / 業績) は別作業として必須。
注意点 2: 条件は定期的に見直す 相場環境によって基準値の妥当性が変わります。例: 金利上昇局面では PBR 1.0 倍以下のバリュー判定基準が緩い可能性。3 ヶ月ごとに見直し。
注意点 3: バリュートラップに注意 PER / PBR が低くても、業績推移は別途確認が必要です。詳しくは PER・PBRの見方 も参照。
注意点 4: 業界平均との比較を意識 PER 12 倍という数値は、業界平均と比較して初めて位置づけを確認できます。例: 銀行業のPER 平均 8 倍に対して PER 12 倍は相対的に高い水準です。
注意点 5: スクリーニング結果に過信しない スクリーニングは「機械的な条件抽出」なので、定性的な判断 (経営陣の質 / ガバナンス) は別途必要です。
まとめ - 楽天スクリーナーは「3 条件保存 + 2 段階フィルタ」
楽天証券スーパースクリーナーの条件設定について、本記事で整理した要点を改めて並べます。
- 楽天証券口座保有者は無料利用
- 代表条件 3 つ: 低PER・低PBR / 配当 / グロース
- 結果は 30-100 銘柄に絞る (条件で調整)
- 2 段階フィルタ: 四季報 / チャート / 業績予想 / セクター / バリュエーション
- 条件保存機能で週次ルーティン化
- 注意点 5 つ: 詳細分析必須 / 定期見直し / バリュートラップ / 業界平均 / 過信回避
スーパースクリーナーの本質は 「発掘ツール」 にあります。最終的な投資判断は別作業で、スクリーニング結果はあくまで「候補抽出」の役割。30-100 銘柄を二次フィルタで 5-10 銘柄に絞り込んでから、個別の詳細分析に入る運用が現実的です。
私はスクリーナー結果をそのまま判断材料にせず、最後に「なぜこの条件で拾われたのか」を1行メモするようにしています。PERが低いのか、配当利回りが高いのか、売上成長が強いのかを残すだけで、あとから見返したときに条件の癖が分かります。
楽天証券にログインしたら、上記の「低PER・低PBR」条件を入力し、検索結果の件数と構成を確認してください。結果が 30-100 銘柄になるよう数値を調整し、同じ条件で定期的に見比べると、結果の変化を追いやすくなります。
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本記事は個人の見解です。特定銘柄の推奨ではなく、投資判断はご自身でお願いします。記事中の数値は記載時点のもので、最新値と異なる可能性があります。スクリーナーの機能や条件項目は最新版を楽天証券公式ページで確認してください。
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よくある質問
Q. 楽天証券スーパースクリーナーは無料ですか?
A. 楽天証券の口座保有者は無料で利用できます。マーケットスピード II (PC ツール) やマーケットスピード for Mac、Web 版のスーパースクリーナーから無料アクセスできます。
Q. 楽天証券スーパースクリーナーと他社の違いは?
A. 機能面ではマネックス銘柄スカウター・SBI スーパースクリーナーと拮抗しています。楽天の強みは「条件保存機能」「マーケットスピード連携」「日本株 + 米国株対応」です。直感的な UI が初心者向けに評価されています。
Q. 最初に試すべき条件は?
A. 「低PER・低PBR (PER 12 倍以下 + PBR 1.0 倍以下 + 自己資本比率 50% 以上)」は、財務指標を確認するための基本的な条件です。配当 (配当利回り 3.5% 以上)、グロース (売上成長率 30% 以上) と併せて、条件ごとの結果を比較できます。
Q. スクリーニング結果は何銘柄に絞るべきですか?
A. 30-100 銘柄程度が現実的な範囲です。500 銘柄を超える結果は条件が甘すぎ、10 銘柄以下は厳しすぎる目安です。30-100 銘柄に絞ったら、四季報や個別チャートで詳細分析する 2 段階運用が機能します。
Q. 条件は保存して使い回せますか?
A. 楽天証券スーパースクリーナーには条件保存機能があり、複数のスクリーニング条件を名前を付けて保存できます。毎週同じ条件でスクリーニングする運用には必須機能です。