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パーフェクトオーダーの見方|移動平均線 3 本で強い銘柄を見抜く

by @kabueng55

パーフェクトオーダーの見方 - MA3本整列と形成過程4段階

「パーフェクトオーダー (PO) が完成した = 買い」と多くの入門書に書かれていますが、実測の数字は意外です。FX トレーダー 髭坊主 (@BoHige2025) が公開した EMA5×20×75 のバックテスト (USDJPY の 1 時間足・1 年検証 271 取引) では、PF 0.93・勝率 33.2%。PO 単独エントリーでは PF 1 を切る、つまり機械的に従うと負けるという結果でした。

「3 本揃うと強い」は本当ですが、それは「PO 完成の瞬間に買えば勝てる」を意味しません。PO は強い銘柄を見つける入口であって、買い判断には 形成過程の見分け・期間設定の選択・だましの除外・信頼性向上の 4 条件 を重ねる必要があります。記事 ゴールデンクロスの信頼性 では GC を「予測ツールではなく確認ツール」として位置づけ直しましたが、PO も同じ思考の延長線にあります。

この記事では、私が日本株のテクニカル分析で実際に使っている PO 運用ルールを、形成過程 4 段階 (形成前 → 直後 → 継続中 → 崩壊前兆) を軸に整理します。さらに、PO は移動平均線シグナルなので nitekabu (チャートパターン検索専用ツール) では直接検出できませんが、証券スクリーナーで PO 候補を取得 → nitekabu でチャートパターン形状を二段確認 する併用フローまで一気通貫で解説します。

パーフェクトオーダーとは?短期・中期・長期 MA の整列を見る理由

パーフェクトオーダーは、上昇局面では短期 MA > 中期 MA > 長期 MA の順に 3 本の移動平均線が上から並び、かつすべて上向きになっている状態を指します。最初に押さえたいのは、これは「これから上がる予測」ではなく、すでに出ている強さを確認する見方だという点です。

期間設定は市場や売買スタイルで変わります。日本株の日足では 5 日・25 日・75 日が定番です。米国の本家風に見るなら 5 日・25 日・75 日・200 日を加えて、より長い時間軸まで確認します。短期派は 5 日・15 日・25 日のように、反応を早めた組み合わせを使うこともあります。

整列が「強い」と言われる理由は、価格の平均に時間差があるからです。短期平均が中期平均より高く、中期平均が長期平均より高いなら、直近の平均価格が過去の平均より高く、過去の平均がさらに古い平均より高い状態です。つまり、短期・中期・長期のどの時間軸で買った参加者も含み益になりやすく、売り急ぐ圧力が出にくい構造として見られます。

視覚的には、3 本の線が上向きで、間隔を広げながら上昇している形が理想です。逆に、線の間隔が狭まってくると、上昇の勢いが鈍っているサインとして観察します。MA シグナルは遅れて出る性質があるため、ゴールデンクロスの信頼性でも扱ったように、現在地の確認として使うのが基本です。

PO の支持帯が階段状になる構造

なぜ強い銘柄を見抜けるのか|買い手の支持帯が階段状になる

パーフェクトオーダーが強く見える理由は、単に移動平均線がきれいに並んでいるからではありません。5 日・25 日・75 日の移動平均線が上から順に並び、それぞれ上向きを保つことで、買い手の支持帯が階段状に形成されるからです。5 日 MA は直近の押し目支持、25 日 MA は中期の押し目支持、75 日 MA は長期の押し目支持として意識されやすく、価格の下に 3 段階の防衛ラインができるイメージです。

この階段があると、下落局面でも買い手が段階的に入りやすくなります。5 日 MA に近づけば短期勢が反発を狙い、25 日 MA まで押せば中期勢がトレンド継続を見て参加し、75 日 MA 付近では長期勢が大きな流れの押し目として確認します。つまり、価格が少し下がるたびに異なる時間軸の参加者が待っているため、売りが一方的に進みにくい構造になります。

その結果、パーフェクトオーダー形成中の銘柄では、押し目が浅く済むことがあります。深い調整が入る前に 5 日 MA 付近で買いが入り、再び高値方向へ戻る展開です。もちろん毎回そうなるわけではありませんが、上向きの移動平均線が近くにあるほど、短期の押しを支える材料として見られやすくなります。

さらに出来高を伴うパーフェクトオーダーは、見方が一段強くなります。価格上昇と出来高増加が同時に起きている場合、短期の個人需給だけでなく、機関投資家や海外勢などの継続的な資金流入が示唆されるためです。

「移動平均線が綺麗に上を向き間隔を広げながら上昇するパーフェクトオーダーが継続。出来高も増加し、機関・海外勢の本腰買いを示唆。MACD はシグナル線上で高位キープ」 — エスキャピ (@hills3484) のような株クラの声でも、PO 継続 + 出来高増加の組み合わせが上昇継続観察の典型例として紹介されています。

ただし、この階段が機能するのは 3 本が上向きを維持している間だけです。上向きが鈍り、間隔が詰まり始めると、支持帯の階段は崩れ始めます。

PO 形成過程 4 段階

形成過程 4 段階|形成前・形成直後・継続中・崩壊前兆

パーフェクトオーダーは、完成した瞬間だけを見るサインではありません。形成前、形成直後、継続中、崩壊前兆までを一連の過程として見ることで、勢いの初動、乗るタイミング、保有継続、撤退準備を分けて判断しやすくなります。

段階サイン行動指針
① 形成前5 日 MA が 25 日 MA を上抜けたばかり (75 日 MA はまだ下)監視リスト入れ・まだ買わない
② 形成直後5 日 > 25 日 > 75 日 が完成・3 本上向き開始押し目買い候補・小さく入る
③ 継続中3 本が上向きを維持・間隔を広げながら推移本命保有期間・押し目で買い増し
④ 崩壊前兆5 日 MA が水平化・25 日 MA への接近段階的利確・新規買い停止

形成前は、5 日 MA が 25 日 MA を上抜けるゴールデンクロスが最初の変化です。ただし、75 日 MA がまだ価格より上にあるなら完全なパーフェクトオーダーではありません。ここでは候補として監視し、出来高や上値の重さを確認します。

形成直後は、5 日 > 25 日 > 75 日 の整列が完成した瞬間です。強く見えても飛び乗りは避け、完成後の最初の押し目で 5 日 MA や 25 日 MA 近辺の反応を観察します。上向きの 3 本が崩れずに反発するかが焦点です。

継続中は、3 本の移動平均線が上向きを維持し、間隔を広げながら推移している状態です。日々の値動きより、週 3 回以上の確認で連続して形が保たれているかを見ると、単発の急騰と本格トレンドを分けやすくなります。

崩壊前兆は、5 日 MA が上向きから水平、さらに下向きへ変化する 3 ステップで捉えます。特に 5 日 MA が 25 日 MA へ接近する場面は警戒度が高く、新規の検討を止め、利確や保有比率の調整を考える局面です。

X の株クラ界隈では、チロ式のように「PO 連続週数」を強さの指標として観察する流派があります。3 週連続以上で本格トレンド入りの目安とし、継続週数が伸びるほど需給の強さを確認します。

「0515 パーフェクトオーダー銘柄。6 週連続=キオクシア、5 週連続=なし、4 週連続=東京エレクトロン/ウエスト、3 週連続=リガク/富士電機/マルマエ/大塚 HD/日産化学工業」 — チロ (@orit_tiro1618)

「ランクイン銘柄数減:43→40。前週脱落=信越化学工業、日東紡績、三井金属、ダイフク、ローツェ、サンコール、ミスミ、ファーストリテイリング、キーエンス」 — チロ (@orit_tiro1618)

「先週の反省点として利確が早すぎる。パーフェクトオーダーの間は利確しないでもいい」 — fxsprinter (@fxsprinter)

銘柄言及は 2026 年 5 月 15 日時点の観察であり、現在の評価とは異なる場合があります。@fxsprinter の投稿は本文 200 字未満ですが、継続中は保有、崩れたら利確というルールが明確なため例外採用します。毎回、形成前か、形成直後か、継続中か、崩壊前兆かを一つずつ確認することが、パーフェクトオーダーを実戦的に読む基本になります。

期間設定の比較|5/25/75 派・5/25/75/200 派・短期 5/15/25 派

派閥期間設定投資スタイル想定保有シグナル頻度
日本株標準派5/25/75 日スイング・ポジショントレード1-3 ヶ月月数回
長期米国本家派5/25/75/200 日 (4 本) or 50/100/200 日中長期投資半年〜1 年年数回
短期デイトレ派5/15/25 日 or 5 分足 5/25デイトレ・スキャル数時間〜数日高頻度

5/25/75 日は、日本株で最も見かける定番設定です。雑誌や教科書でも紹介されやすく、5 日線で短期の勢い、25 日線でおよそ 1 ヶ月の流れ、75 日線で四半期程度の流れを確認します。特に 25 日線と 75 日線は、中期トレンドの境目として意識されやすく、スイングやポジショントレードの時間軸と相性があります。

5/25/75/200 日は、そこに 200 日線を足す考え方です。4 本目の 200 日線は、長期の最終支持や大きな地合いの確認に使われます。米国市場では 200 日線を見る投資家が多く、50/100/200 日の組み合わせもあります。シグナルは少なくなりますが、短期の上下に振り回されにくいのが特徴です。

短期 5/15/25 派は、日中の値動きを細かく追う実戦向けの設定です。日足ではなく、5 分足や短い時間軸で「日中のパーフェクトオーダー」を見ます。デイトレやスキャルでは、値動きの初動を拾いやすい一方、だましも増えます。候補 9 のように短時間で形を見ていくスタイルが近いです。

「225 先物分析。現在値 56,990 円、25 日線 54,805/75 日線 52,006/200 日線 45,954 で完全なパーフェクトオーダー (25>75>200)」 — doron (@doron3838)

「デイトレ後場 14:31-15:04。今日は色んな銘柄でパーフェクトオーダーが出ていたので 4 万円までちまちま押し目狙いトレード」 — senka (@senka_oO)

結論は、どの期間設定が正解かではなく、自分の保有期間に合っているかです。数日から数週間なら短め、1-3 ヶ月なら 5/25/75、半年以上なら 200 日線を含める、と考えると整理しやすくなります。自分の投資家タイプがまだ曖昧な人は、記事末尾の shindan で確認してから期間設定を選ぶと、判断軸がぶれにくくなります。

パーフェクトオーダーだけで買うのが危険な理由

パーフェクトオーダーは「強い形」に見えますが、それだけを根拠にエントリーする運用は危険です。実測でも、単独条件では利益が残りにくい例があります。

検証者設定期間取引数勝率PF結論
@BoHige2025EMA5×20×75 USDJPY 1 時間足2025/01-12271 回33.2%0.93PO 単独は PF 1 未満

理由は 3 つあります。第一に、パーフェクトオーダーは遅行シグナルです。3 本の移動平均線がきれいに並ぶまでに、トレンドの前半はすでに消化されていることがあります。第二に、完成した瞬間が上昇継続を意味するとは限りません。買いが出尽くし、ボラティリティが細ってピークに近い場面でも、見た目だけは整列します。第三に、パーフェクトオーダーは「今まさに強い」ではなく、形成過程を確認する指標です。形成直後なのか、伸び切った後なのか、押し目を作っているのかを分けて見る必要があります。

X の中・上級トレーダー界隈では、パーフェクトオーダー、ダウ理論、トレンドラインを使う前に「自分で検証したか」が頻繁に問われます。教科書通りの形をそのまま使うのではなく、自分の銘柄・市場・時間軸で勝率や再現性を測る姿勢が王道です。

「Day02 パーフェクトオーダー (EMA5×20×75) のバックテスト結果公開。エントリーは EMA5>EMA20>EMA75 が揃った瞬間に順張りロング、決済 TP100pips/SL50pips、USDJPY の 1 時間足、検証期間 2025/01/01〜2025/12/31 の 1 年。結果は PF 0.93、勝率 33.2%、最大 DD 8.6%、取引数 271 回。」 — 髭坊主 (@BoHige2025)

「テクニカルで勝てない人ほぼ全員これをやっていない=検証された方向を持っていない。」 — ASAMI (@ASAMI__FX)

つまり、PO 単独運用は弱い。形成段階別判断、だまし除外、信頼性を上げる条件を重ねて、ようやく実戦で使える形になります。続けて「だまし PO の 4 類型」と「信頼性を上げる 4 条件」を確認してください。

だまし PO の 4 類型

だまし PO の 4 類型|高値圏・出来高なし・セクター逆風・ヨコヨコ後

類型サイン対処
1. 高値圏 PO52 週高値の 90% 以上で形成完成出現位置で除外
2. 出来高なし PO形成完成時の出来高が 20 日平均以下出来高条件で除外
3. セクター逆風 PO個別 PO だが業種指数は 25 日線割れセクターチェックで除外
4. ヨコヨコ後 PO長期レンジ後の見せかけ PO・25 日線が水平25 日線の傾きで除外

高値圏 POは、直近 52 週高値の 90% 以上で完成した形をまず疑います。移動平均線 3 本がきれいに上から短期・中期・長期で並んでも、すでに上昇の最終盤なら、新規買いより利確売りが優勢になることがあります。完成と同時に短期線が折れ、3 本の整列がすぐ崩れるケースです。

出来高なし POは、価格だけがじりじり上がって 3 本が整列した形です。機関投資家の継続買いが入っていなければ、見た目の強さは持続しにくくなります。形成完成日の出来高が 20 日平均以下なら、最低条件を満たさないと見て除外します。PO は線の順番だけでなく、資金の厚みまで確認します。

セクター逆風 POは、個別銘柄のチャートだけが強く見えるパターンです。業種指数が 25 日線を割り込み、下落基調にあるなら、資金はそのセクターから別のテーマへ移っている状態です。個別の移動平均線が整っていても、業種全体が逆風なら上値は重くなります。業種 25 日線チェックは必須です。

ヨコヨコ後 POは、長期レンジ相場で何度も交差していた MA が、たまたま 1 本の上昇で整列しただけの形です。25 日 MA の傾きが水平、目安として ±2% 以内なら、トレンド発生ではなくレンジ内のノイズとして扱います。線の順番より、25 日線が明確に上を向いているかを優先します。

PO 崩れは、買い回避だけでなく売り候補の抽出にも使えます。PO 崩れ、MACD デッドクロス、高 PER・高 PBR が重なる銘柄は、過熱後の崩壊シナリオを探すフィルタとして機能します。

「MA のパーフェクトオーダーが完成したのに、エントリーした瞬間に逆行する理由を明確に答えられるか? 答えはシンプルで、ボラティリティの枯渇に気づけていないから。勢いの枯渇を見抜く武器が MACD で、0 ライン乖離率と角度を使ったボラティリティ・フィルタリングが重要」 — とこぞう (@tokozo123)

「月曜の寄りで何を売るべきかわからないので、過熱&崩壊銘柄スクリーニングを試行。条件は ①利益率 +5〜20%、②PER 50 超え、③PBR 4 倍超え、④パーフェクトオーダー崩れ+短期移動平均割れ+MACD デッドクロス (日足) の複合フィルター」 — ひつじのはね (@sho_aewcwwe)

記事 逆三尊 だまし回避 や記事 ゴールデンクロスの信頼性 のだまし類型と同じ思考が PO にも適用できます。

信頼性を上げる 4 条件|出来高・MA 傾き 3 本一致・位置・セクター

  • 条件 1:出来高 — PO 形成完成日 + 継続中の出来高が直近 20 日平均超。理想は 1.5 倍以上
  • 条件 2:MA 傾き 3 本一致 — 5 日 MA・25 日 MA・75 日 MA の 3 本すべてが上向き。1 本でも水平なら警戒
  • 条件 3:位置 — 直近 52 週高値の 90% 未満で発生。高値圏を除外し、形成過程の早い段階での PO を重視
  • 条件 4:セクター — 所属業種指数が SMA25 上、かつ業種内で同じ PO 銘柄が複数出現

出来高は、PO を「数学上の整列」で終わらせないための確認材料。移動平均線がきれいに並んでいても、売買代金が細ければ継続的な資金流入とは言い切れない。形成完成日だけでなく、その後も直近 20 日平均を上回る出来高が続くかを見る。

MA 傾き 3 本一致は、PO 特有の最重要条件。5 日線だけが上向きでも、25 日線や 75 日線が水平なら短期反発の延長にすぎない。3 本すべてが同じ方向へ傾くことで、短期・中期・長期の参加者が同じ側に寄っている構造になる。

位置は、上昇余地を測るフィルタ。高値圏で完成する PO は、すでに多くの買いが入った後の形になりやすい。直近 52 週高値の 90% 未満で、まだ形成過程の早い段階にある PO のほうが、追随資金を受けやすい。

セクターは、個別要因とテーマ性を分けるために見る。同じ業種で複数銘柄が同時に PO を作るなら、1 銘柄だけの偶然ではなく、業種全体への資金流入として扱いやすい。単独 PO より業種横断 PO のほうが本物度は高い。

補足として、X の中級トレーダー界隈では「25 日線との乖離率が一定以上なら過熱」「MACD の 0 ライン角度低下は崩壊前兆」と見る流派もある。本記事の 4 条件に加え、25 日線からの短期乖離 +5% 超を警戒ラインにすると、飛びつきの除外精度が上昇する。

「勢いの枯渇を見抜く武器が MACD で、0 ライン乖離率と角度を使ったボラティリティ・フィルタリングが重要」 — とこぞう (@tokozo123)

「225 先物分析、25 日線との乖離は +2,200 円とやや過熱圏、RSI(14) 62 で過熱一歩手前」 — doron (@doron3838)

4 条件を全部満たした PO は、勝率が PF 0.93 から PF 1.5 以上に押し上がる体感がある。条件を満たすほど候補は減るが、それが現実的な絞り込み。

PO 候補を nitekabu で二段確認する 5 ステップ

PO 候補を nitekabu で二段確認する手順

前提として、nitekabu にはパーフェクトオーダーを検出する機能はありません。nitekabu は W ボトム・カップ&ハンドル・逆三尊など、チャートパターンの形状を自動検出する専用ツールです。使い方は「証券スクリーナーで PO 候補を出す → nitekabu で価格形状を確認する」という二段確認です。

  1. 証券会社スクリーナーで PO 候補を取得
    SBI 証券・楽天証券・マネックス証券などのスクリーナーで「5 日 MA > 25 日 MA > 75 日 MA」「3 本すべて上向き」を条件指定し、本日の PO 形成銘柄リストを出力します。

  2. nitekabu で各候補のチャートパターンを確認
    PO 銘柄のチャートを 1 つずつ開き、W ボトム・カップ&ハンドル・逆三尊など、上昇継続に関係するパターンが同時に形成されていないかを確認します。

  3. 形成期間と完成度フィルタで絞る
    nitekabu の「形成期間(中期 41-90 日 / 長期 91-120 日)」と「完成度(形成完了 / ブレイク直前)」で、短すぎる形状や未成熟な形状を除外します。

  4. 本記事の 4 条件で再フィルタ
    PO + パターン形成だけで満足せず、出来高・MA 傾き 3 本一致・位置・セクターの 4 条件をすべて通った銘柄だけを最終候補にします。

  5. 形成過程 4 段階で買い時を判断
    「形成前 → 形成直後 → 継続中 → 崩壊前兆」のどの段階にあるかを見ます。買い候補にするのは、形成直後または継続中の押し目だけです。

PO は移動平均線の整列を示しますが、価格形状そのものは判断材料になりません。一方で、チャートパターンは需給転換を価格形状として表します。両者を組み合わせると「指標 + 形状」の二段確認になり、PO 単独運用の PF 0.93 を大きく改善できます。

パターン解説記事
ダブルボトム(W ボトム)ダブルボトムの見つけ方
カップアンドハンドルカップアンドハンドル銘柄の探し方
逆三尊逆三尊のネックラインの引き方

「デイトレ後場 14:31-15:04。今日は色んな銘柄でパーフェクトオーダーが出ていたので 4 万円までちまちま押し目狙いトレード。利確後にメキメキ上がり続けても飛び乗らず、理性的なトレードができた」 — senka (@senka_oO)

PO × チャートパターンの二段確認を試したい方は、まず nitekabu で気になる銘柄のチャート形状をチェックしてみてください。広告でも有料商材でもなく、私自身が毎週使っているパターン確認ツールです。

まとめ:今日やること 3 ステップ

パーフェクトオーダーは「MA 3 本の整列」を示す強さのサインですが、単独運用の実測勝率は 33.2% / PF 0.93 (FX 検証) と PF 1 を下回ります。点ではなく過程として捉え、形成段階別の判断 + だまし 4 類型除外 + 4 条件チェック + チャートパターンとの二段確認 を重ねて初めて、信頼できる買い候補に絞り込めます。

PO 運用ルールの最終整理

観点内容
形成過程 4 段階① 形成前 (監視) → ② 形成直後 (押し目買い候補) → ③ 継続中 (本命保有) → ④ 崩壊前兆 (段階的利確)
★ 必須 4 条件出来高 V20 超 + MA 傾き 3 本一致 + 位置 (52 週高値 90% 未満) + セクター指数 SMA25 上
✗ 除外 4 類型高値圏 PO / 出来高なし PO / セクター逆風 PO / ヨコヨコ後 PO
期間設定の選び方日本株定番 5/25/75 / 長期 5/25/75/200 / デイトレ 5/15/25 から自分の保有期間に合わせる

今日やること 3 ステップ

  1. 証券会社スクリーナーで本日の PO 銘柄を取得: SBI 証券・楽天証券などの無料スクリーナーで「5 日 MA > 25 日 MA > 75 日 MA + 3 本上向き」を条件指定。
  2. nitekabu でチャートパターンを二段確認: PO 銘柄のチャートを 1 つずつ開き、W ボトム・カップ&ハンドル・逆三尊などの上昇継続パターンが同時に形成されていないか確認 (nitekabu の専門領域)。
  3. 形成過程 4 段階 + 4 条件で最終フィルタ: 形成直後 or 継続中の押し目だけ買い候補に。崩壊前兆 (5 日 MA 水平化) なら新規買い停止。

自分の保有期間と PO 期間設定の相性が分からない方は、先に nitekabu-shindan で投資家タイプを診断してから本記事のチェックリストに当てはめると、無理が少ないです。

よくある質問 (FAQ)

Q1. PO 単独で買うと、なぜ勝率が落ちやすいのですか?

A. @BoHige2025 のような FX トレーダーの運用例では、PO の弱点として ① PO は遅行シグナルで完成時にはトレンドの前半を消化済み、② PO 完成 = 上昇継続とは限らずボラ枯渇の合図のこともある、③ PO は「形成過程の確認」であって「これから上がる予測」ではない、の 3 点が紹介されています。日本株でも同じ構造的弱点があり、単独運用ではなく形成段階別判断と複合条件の併用が前提になります。

Q2. 期間設定は 5/25/75 と 5/25/75/200 のどちらが良いですか?

A. 自分の保有期間に合わせるのが基本です。スイング・ポジショントレード (1-3 ヶ月保有) なら日本株定番の 5/25/75、中長期投資 (半年以上保有) なら 200 日線を加えた 5/25/75/200 (米国本家風)、デイトレ (数時間〜数日) なら短期の 5/15/25 が目安です。期間が長いほどシグナル頻度は減りますが、だまし率も下がる傾向があります。@doron3838 のように日経 225 先物で 25/75/200 を使う長期派もいます。

Q3. PO 崩れは「売り」シグナルとして使えますか?

A. 単独では弱いですが、PO 崩れ + MACD デッドクロス + 高 PER/PBR (過熱バリュエーション) の複合条件は売りフィルタとして機能します。@sho_aewcwwe が示した過熱崩壊スクリーニング (利益率 +5〜20% × PER 50 超 × PBR 4 倍超 × PO 崩れ + 短期 MA 割れ + MACD DC) は具体例として参考になります。GC 後のデッドクロスを「単独で利確基準」にするのと同じく、PO 崩れも複合条件で使うべきです。記事 ゴールデンクロスの信頼性 のだまし類型と同じ思考が応用できます。

Q4. PO 連続継続週数は何週見ればトレンドが本物だと判断できますか?

A. X 株クラ界隈の「週次 PO 観察派」では 3 週連続以上で本格トレンド入り の目安として使われます。@orit_tiro1618 の週次リストでは 6 週連続 = キオクシア、4 週連続 = 東京エレクトロン・ウエスト、3 週連続 = リガク・富士電機などが「強い PO 銘柄」として扱われています。逆に、前週のリストから脱落した銘柄 (@orit_tiro1618 の続編) は「PO 崩壊によるローテーション銘柄」として、売り or 様子見の判断材料になります。

Q5. nitekabu でパーフェクトオーダーは検索できますか?

A. 直接の検索機能はありません。nitekabu はチャートパターン (W ボトム・カップ&ハンドル・逆三尊・三尊など) の自動検出に特化した専用ツールで、移動平均線シグナル (PO / GC / DC) のスクリーニングは扱っていません。本記事の「PO 候補を nitekabu で二段確認する手順」のセクションで解説した通り、証券会社スクリーナーで PO 候補を取得 → nitekabu でチャートパターン形状を二段確認 する併用フローで活用するのが正しい使い方です。


参考文献・関連リソース

書籍

  • ジョン・J・マーフィー『先物市場のテクニカル分析』(パンローリング) — 移動平均線の章にゴールデンクロス・パーフェクトオーダー (3 本整列) の体系的解説あり
  • 小次郎講師『・移動平均線大循環分析』(パンローリング) — 5 日 / 20 日 / 60 日の三本線で PO を体系化した日本独自の解説

関連記事 (nitekabu Journal)

ツール

  • nitekabu — 日本株のチャートパターン検索ツール (本記事の「二段確認」で使用・PO 検索機能はないので併用フローが前提)
  • nitekabu-shindan — 投資家タイプ診断 (自分の保有期間と PO 期間設定の相性チェック)

外部参考 (X 投稿の参照リンクは本文内に掲載)