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ダブルボトムの見つけ方|4条件
by @kabueng55
「ダブルボトム」は教科書で覚えていても、いざ日本株のチャートでどこを見ればよいか迷いやすいパターンです。本記事では、形成中/完成済みの 日本株 5 銘柄 を画像で解説し、見つけ方の 4 条件・ネックラインの引き方・だまし回避・nitekabu でスクリーニングする手順まで 1 本でまとめます。
この記事でわかること
- ダブルボトム(W ボトム)の 4 つの判定条件と教科書的な形
- 日本株で実際に形成された 5 銘柄の具体例(チャート画像つき)
- ネックラインの引き方とブレイク確定の見極め方
- だましを避ける 3 つの視点と過去の損失体験談
- nitekabu / TradingView で現在進行形の候補を見つける手順
ダブルボトムとは?W字が示す底打ちパターン
ダブルボトムは、下落後にW字を作る反転候補のパターンです。
形は、2つの安値と、その間の戻り高値で構成されます。
この戻り高値に引く線がネックラインです。
別名で「ダブルベース」「Wボトム」とも呼ばれます。
流れはシンプルです。
まず下落の途中で1番底をつけます。
そこから一度反発し、戻り高値を作ります。
その後、再び下落して2番底を確認します。
2番底が1番底と近い水準で止まると、
「このあたりでは売り圧力が弱い」と見られます。
そこからネックラインを上回ると、
底打ちの可能性が意識されやすくなります。
松井証券マーケットナビのYouTube 動画でも、
ダブルトップとダブルボトムは上下反対の形として解説されています。
上昇トレンドの天井で出るM字がダブルトップ。
下降トレンドの底で出るW字がダブルボトムです。
投資家心理で見ると、さらに理解しやすくなります。
1番底では、割安感から買われます。
ただし戻り局面では、戻り売りも出ます。
そのため、価格はもう一度下を試します。
2番底で大きく崩れない場合、
「これ以上は下がりにくいだろう」と考える人が増えます。
そこで買い直しが入り、W字の右側が作られます。
この攻防の境目がネックラインです。
ガウス・トレーディング講座のYouTube 動画でも、
ダブルボトムは「2点の安値」と
「安値の間にできる高値」が重要と説明されています。
単に2つの谷があるだけでは不十分です。
似た形に、逆三尊があります。
ダブルボトムは2つの底を見るパターン。
逆三尊は3つの底を見るパターンです。
どちらも下降トレンド後の反転候補ですが、
確認する谷の数が違います。
ただし、形がWに見えるだけで判断するのは危険です。
直前に下落トレンドがあるか。
2番底が深く崩れていないか。
ネックラインまで戻せるか。
このあたりをセットで見る必要があります。
世界共通の標準定義は Investopedia の Double Bottom でも整理されており、3 つの底ではなく 2 つの底で構成される点が三尊型との大きな違いとされています。
世界共通の標準定義は Investopedia の Double Bottom でも整理されており、3 つの底ではなく 2 つの底で構成される点が三尊型との大きな違いとされています。
ダブルボトムの見つけ方|見るべき4条件
| 条件 | 見る場所 | 目安 |
|---|---|---|
| 1. 下降トレンド後 | 直前の値動き | 日足 3〜6 ヶ月、週足 1 年以上 |
| 2. 2 つの安値 | 1 番底と 2 番底 | ±5% 以内が目安 |
| 3. 出来高 | 底・戻り・突破時 | 収縮から急増へ |
| 4. ネックライン | 2 つの底の間の戻り高値 | 終値で上抜け |
見つけ方の軸は、形だけでなく4 条件の同時確認です。
1. 下降トレンドの末期で出現
ダブルボトムは、底値圏の反転パターンです。
そのため、直前に明確な下降が必要です。
目安は日足なら 3〜6 ヶ月。
週足なら 1 年以上 の下落後です。
持ち合いの中で W 字に見える形は別物です。
上昇途中の一時調整も、同じ扱いはできません。
ガウス・トレーディング講座のYouTube 動画でも、
事前に明確な下落があるかを重視しています。
まず「どこで出た形か」を見ます。
形のきれいさは、その次です。
2. 2 つの安値がほぼ同水準
次に、1 番底と 2 番底の近さを見ます。
完全に同じ価格である必要はありません。
実務上は、±5% 程度を目安にします。
大型株ならより狭く見ることもあります。
2 番底が大きく深い場合は注意です。
下降の N 波が続いているだけのケースもあります。
一方で、2 番底が少し高い形は自然です。
売り圧力が弱まったサインとして見られます。
3. 出来高パターンを見る
出来高は、参加者の温度感です。
価格だけでは見えない攻防を補います。
理想形は次の流れです。
1 番底で出来高が多い。
戻りで出来高が減る。
2 番底ではさらに減る。
ネックライン上抜けで急増する。
松井証券マーケットナビのYouTube 動画では、
チャートを参加者の攻防線として説明しています。
出来高が細いままの上抜けは弱い形です。
見た目だけの W 字と分けて考えます。
4. ネックラインを終値で上抜ける
最後はネックラインです。
2 つの底の間にある戻り高値へ線を引きます。
ダブルボトムは、2 つの底だけでは未完成です。
ネックラインを終値で上抜けて完成候補になります。
ザラ場の一時的な上抜けは別扱いです。
終値で残るかを確認します。
SABAI SABAI FX のYouTube 動画でも、
ネックライン突破を待つ重要性が語られています。
時間軸は長いほど信頼度が上がります。
目安は「日足 < 週足 < 月足」です。
スイングでは日足を起点にします。
ただし週足も同じ向きか確認します。

ネックラインの引き方と完成判定
ネックラインは、1 つの戻り高値を水平に伸ばし、終値で上抜けた瞬間に完成と見ます。
ダブルボトムでは、2 つの底だけで判断しません。
1 番底と 2 番底の間にできた戻り高値。
ここが、売り手と買い手の境目です。
YouTube 動画でも、安値と安値の間にできる高値をネックラインとし、そこを上抜ける形を基本として解説しています。
1. 水平型(最もオーソドックス)
左右の底の間にある戻り高値を見つけます。
その価格帯から、右方向に水平線を引きます。
これが最も見やすい基本形です。
終値がその線を上回れば、完成候補です。
ザラ場だけの一時的な上抜けは除きます。
2. 緩やかな右肩上がり
2 番底からの戻りが早いケースです。
買い圧力が先に戻った形と考えられます。
ただし、線を急角度にしすぎると危険です。
ネックラインは、あくまで戻り高値の水準。
無理に右上へ引かないことが大切です。
3. 緩やかな右肩下がり
戻り高値が前回より弱い形です。
見た目は W 字でも、勢いはまだ弱めです。
この形では、だましに注意します。
終値の確認に加えて、出来高も見ます。
私はこの型なら、特に 1 日待つ ようにしています。
完成判定では、次の 3 点を確認します。
| 条件 | 見るポイント |
|---|---|
| 終値 | ネックラインを終値で上抜けているか |
| 出来高 | 上抜け時に出来高が増えているか |
| 維持 | 翌日以降、ラインを下に割らないか |
3 点目は、ロールリバーサルの確認です。
過去の抵抗線が、支持線に変わるかを見ます。
ここまで確認すると、判定の粗さが減ります。
長期足の例では、コーセル(6905)があります。
クッキーのてくにかる分析(@pejaponwataru)さんは、月足のダブルボトムと、300 円付近で 4 回リバウンドした点に触れていました。
同じ価格帯で何度も反発している場合、
そこは多重サポートとして意識されます。
月足なら、ネックラインも長期目線で見ます。
私(@kabueng55)は、完成判定を急ぎません。
特に日本株では、引け後に見直します。
終値ベースの確認を先に置くためです。

ダブルボトムのだましを避ける3つの視点
だまし回避は、形より値動きの質を見ることです。
@Biz_zatukora さんは、チャートの形よりも、横ばいで振るい落とされる心理戦が本質だと整理していました。
ダブルボトムも同じです。
W 字に見えるだけでは足りません。
出来高、底の深さ、現在位置を確認します。
視点 1: 出来高がブレイク時に薄い
ネックラインを超えても、出来高が薄い場合は警戒です。
目安は 20 日平均の 1.5 倍以上 です。
これを下回る場合、参加者が薄いと見られるケースが多くなります。
一時的な上抜けに見えても、すぐ押し戻されるケースがあります。
YouTube 動画でも、見分け方では形だけでなく、エントリー位置と確認の重要性が語られています。
視点 2: 2 番底が 1 番底より大きく深い
2 番底が深く割り込む形は注意です。
W 字ではなく、下降継続の途中かもしれません。
ネックラインが右肩下がりの場合も同じです。
戻り高値が切り下がっているため、需要の弱さが残ります。
見るべきは 右側で崩れていないか です。
形のきれいさより、安値更新の有無を優先します。
視点 3: 後追いで高値圏になっている
見つけた時点で遅いケースもあります。
@hype_sol_btc さんは、村田製作所を 4,000 円付近で気づき、高値圏で悩んだと振り返っていました。
ダブルボトムは完成後に目立ちます。
目立った時には、すでに値幅が出ていることもあります。
私は以前、ダブルボトムだと思って入りました。
しかし 2 番底を割り込み、損切りになりました。
形だけを見て、終値確認を省いた失敗です。
それ以降は 終値ベースの確認 を必須にしました。
さらに出来高は 20 日平均の 1.5 倍以上 を見ます。
この 2 つを満たさない候補は、見送ることが増えました。
日本株で見つけたダブルボトム5例
ここでは、同じ W 字でも背景が違う 5 銘柄を、セクター別に並べて整理します。実銘柄の数値や日付は X 引用元の発言時点のものであり、過去事例の観察として記述しています。
| 銘柄コード | 社名 | 業種 | 着目ポイント |
|---|---|---|---|
| 7013 | IHI | 重工 | 日足のW字と戻り高値帯 |
| 6981 | 村田製作所 | 電子部品 | 電子部品株の底固め観察 |
| 6905 | コーセル | 中小型電源 | 小型株のネックライン確認 |
| 6965 | 浜松ホトニクス | 光学 | 光学セクターの反転候補 |
| 6857 | アドバンテスト | 半導体テスター | MACDとの複合条件 |
上位記事に不足しやすい実例を、日本株5例で補います。

銘柄 1: IHI (7013) — 重工
IHIは、重工セクターの大型株です。
日足では、下落後に2つの底を作る形が見えます。
ネックラインは、2つの底の間の戻り高値帯です。
@hype_sol_btcさんの投稿でも、IHIが候補として挙がっていました。
個人投資家目線では、重工株の地合いも合わせて見る場面です。
形だけでなく、出来高の変化も確認したい例です。
銘柄 2: 村田製作所 (6981) — 電子部品
村田製作所は、電子部品セクターの代表株です。
日足で底値圏のW字が意識される形でした。
ネックラインは、戻り高値を結ぶ水平帯です。
@hype_sol_btcさんの投稿が参照点です。
電子部品は、同業銘柄の動きと連動しやすい面があります。
単独の形ではなく、セクター全体の強弱も見たいところです。
銘柄 3: コーセル (6905) — 中小型電源
コーセルは、中小型の電源関連銘柄です。
日足では、1番底と2番底の距離が比較的近い形です。
ネックラインは、途中の戻り高値付近に置けます。
@pejaponwataruさんの投稿で確認できます。
中小型株は出来高が薄い日もあります。
そのため、終値でのネックライン確認を重視したい例です。
銘柄 4: 浜松ホトニクス (6965) — 光学
浜松ホトニクスは、光学関連の主力銘柄です。
日足では、下落一服後のW字候補として見られます。
ネックラインは、2つの底の間にある戻り高値帯です。
@kabuokutoraderさんの投稿が参考になります。
光学株は半導体関連とも見られやすい銘柄群です。
地合いの影響を受ける点も、観察に入れたいところです。
銘柄 5: アドバンテスト (6857) — 半導体テスター
アドバンテストは、半導体テスターの大型株です。
日足のダブルボトムに加え、MACDゼロライン上抜けが重なった例です。
ネックラインは、戻り高値帯の突破で確認します。
@nabekabujjjさんの投稿では、複合条件として整理されています。
この例は、次章以降の定量条件にもつながります。
形と指標を重ねる見方の橋渡し役です。
この5例は、重工、電子部品、電源、光学、半導体に分けました。
セクター分散して観察すると、同じW字でも背景が違って見えます。
これらは過去事例の観察であり、将来の値動きを保証するものではありません。
nitekabuでダブルボトム候補を探す手順
nitekabuなら、日経225から候補を約30秒で抽出できます。
ここでは、チャート類似検索を使います。
2つの底を目視で探す前に、候補を一覧化する流れです。
Step 1: nitekabu にアクセス
まず、nitekabu を開きます。
「📐 パターンで探す」モードがデフォルトで表示されます。
Step 2: 「ダブルボトム」を選択
チャートパターン一覧から 「ダブルボトム」 を選択します。
上昇トレンドとの組合せで押し目買い候補として絞り込めます。
手書き派は「🖼️ 画像から探す」モードに切り替えれば、2 つの底を直接描いて検索もできます。
Step 3: 形成期間を選ぶ
形成期間は 短期 10-40 日 / 中期 41-90 日 / 長期 91-120 日 / 超長期 120 日以上 / 全期間 から選択します。
ダブルボトムは最低形成日数 35 日のため、短期 (10-40) より中期 (41-90) 以上がおすすめです。
Step 4: 完成度を選ぶ
- 完成: W 字が確定し、ネックラインが引ける銘柄
- 形成途中(50%): 2 番底ができてきた段階の銘柄
- 形成初期(25%): 序盤段階の銘柄
「これから完成しそう」を先回りで拾うなら、形成途中も合わせて見ます。
Step 5: 結果を確認
検出された日経 225 銘柄の一覧を、チャート付きで確認します。
銘柄カードをクリックすると一致区間がハイライト表示されます。
出来高は現状 UI のフィルタにはないため、各銘柄のチャートで個別に目視確認します。
Xでは、私(@kabueng55)も自社開発の経緯を投稿しています。
手動で225銘柄を1枚ずつ見る作業は重いです。
nitekabuを使うと、最初の候補出しを短縮できます。
その分、ネックラインや出来高の確認に時間を使えます。
nitekabu を使うときの注意点
nitekabuは、候補を速く探すための道具です。
投資判断そのものを代行するものではありません。
- 対応銘柄は日経225中心
- 東証スタンダード・グロースは未対応
- 検出結果は形が似ているかの類似度
- 売買判断や将来の値動きは保証しません
- 検出後は本記事の4条件と3視点を通します
便利なほど、最後の目視確認が重要です。
形、出来高、現在位置を分けて見てください。

「ダブルボトム候補を実銘柄で探す」 nitekabu のチャート類似検索で、形成期間 (中期〜長期) のダブルボトム候補を日経 225 から抽出できます。 → nitekabu でチャート類似検索を開く
定量条件に落とすなら何を見るか
ダブルボトム単独ではなく、複合条件で絞ると候補がクリアになります。
見た目の W 字だけでは、判断がぶれやすいです。
そこで、まずは TradingView などで使える形に分解します。
価格、期間、出来高を同じ物差しで見ます。
| 条件 | 見る項目 | 目安 |
|---|---|---|
| 1 | 安値圏 | 過去 60〜90 日 に 52 週安値圏へ到達 |
| 2 | 戻り高値 | 1 番底からの戻りが 5〜15% 以内 |
| 3 | 2 番底 | 1 番底の ±5% 以内 |
| 4 | 出来高 | 直近出来高が 50 日平均比で増加 |
この 4 条件は、完成判定ではありません。
あくまで候補を減らすための一次フィルタです。
最後はチャートの形を目視で確認します。
特に大事なのは、2 番底の位置です。
1 番底から離れすぎると、別の形になります。
近すぎても、単なる横ばいに見えることがあります。
出来高は、後半の温度感を見る指標です。
2 番底付近で売り圧力が弱まり、
ネックライン付近で参加者が増えるかを見ます。
複合条件として加えたい指標
1 つ目は、MACD のゼロライン上抜けです。
@nabekabujjj さんは、
ダブルボトムと MACD の組み合わせを挙げていました。
形とモメンタムを同時に見る発想です。
2 つ目は、直近レジスタンス抜けです。
@kabuokutorader さんは、
浜松ホトニクスで「ダブルボトムレジ抜け」を記録しています。
日誌として残すと、後から検証しやすくなります。
3 つ目は、下ヒゲを伴うローソク足です。
@ebp8k さんも、
下ヒゲとダブルボトムの重なりに触れていました。
2 番底での反発圧力を読む材料になります。
4 つ目は、マルチタイムフレームです。
@pejaponwataru さんは、
4 時間足と日足の N 波を重ねて見ていました。
短期足だけでなく、上位足の文脈も確認します。
検証するなら、J-Quants Light プランでも十分です。
過去 5 年の日足データを使えば、
条件ごとの出現数や、その後の値動きを追えます。
具体的な検証スクリプトは、姉妹記事の
「ダブルボトム 日本株 実例」で深掘り予定です。
ここでは、条件設計の考え方までに留めます。
使い分けはシンプルです。
nitekabu は、形の類似検索に向いています。
TradingView は、出来高と値動きの統計条件に向いています。
まず nitekabu で W 字に近い候補を探します。
次に TradingView で数値条件を重ねます。
この順番にすると、候補探しの負担を減らせます。
ダブルボトムだけで判断しないための組み合わせ
ダブルボトムは有名な形ほど先回りされるため、複数の根拠と重ねて見ます。
ここで反対視点も入れます。
テスタ氏はYouTube 動画で、みんなが見ている形は、その時点では遅いという趣旨を話しています。
つまり、W字を見つけた瞬間に飛びつくのではなく、需給・地合い・日程まで確認する姿勢が必要です。
@Biz_zatukoraさんも、形そのものより、横ばいで振るい落とされる心理戦を重視していました。
1. 移動平均線とのクロス
まず見るのは、25日線と75日線の位置です。
2番底の後に25日線を回復し、75日線へ近づく形なら、反転候補として整理しやすくなります。
さらに、25日線が75日線を下から抜く前後は、短期勢と中期勢の見方が重なりやすい局面です。
ただし、クロスだけで判断しません。
出来高とネックラインの維持も合わせます。
2. 日経平均との連動性
次に見るのは、日経平均の向きです。
個別株のW字がきれいでも、全体相場が弱いと失速しやすい傾向があります。
日経平均が25日線の上にあるか。
同じセクターに似た形が複数あるか。
この2点を見るだけでも、地合いの順風と逆風を分けやすくなります。
@pejaponwataruさんは、4時間足のダブルボトムと日足の波の重なりを見ていました。
時間軸をまたぐ確認は、マルチタイムフレームの実践例です。
3. 決算カレンダーの確認
最後に、決算日を確認します。
ブレイク候補の日が決算直前なら、チャートより材料の影響が強く出ます。
私自身(@kabueng55)も、以前は形だけを見ていました。
ただ、決算をまたいで想定が崩れた経験から、いまは事前に日程を確認します。
チェック順はシンプルです。
W字、移動平均線、地合い、決算日。
この4つを通してから、候補として扱うくらいが現実的です。
まとめ:ダブルボトムを「使える」パターンにする 3 つの実用基準
ここまでの内容を、最後に 3 つに絞って整理します。
1. 形だけでなく出来高とトレンドで判定する
2 つの安値の対称性だけでは不十分で、長期下降トレンドの末期で出ているか、1 番底 → 戻り → 2 番底の出来高変化が教科書通りか、ブレイク時に出来高が増加しているか、の 3 点を必ず確認します。
2. ネックラインのブレイクは終値ベースで判定する
ザラ場の瞬間上抜けではなく、終値ベースで上抜け、かつ翌日以降に下に割らないかまで見ます。2 番底の安値を割った時点で「だまし」と判定するルールも、エントリー前に書いておきます。
3. 単体で判断せず、複合条件で絞る
有名なパターンほど先回りされやすい傾向があります。MACD ゼロライン上抜け、25 日線と 75 日線のクロス、日経平均の地合い、決算日の確認、を組み合わせて、複数の根拠が一致した場合のみエントリー候補とするのが現実的です。
ダブルボトムは「下降トレンドの底を示す反転パターン」として有名ですが、過信は禁物。本記事の 4 条件と 3 視点、そしてスクリーニング手順を使い分けて、自分の投資スタイルに合わせて取り入れてみてください。
なお、本サイトの運営者情報と免責事項もあわせてご確認ください。同じパターン教科書シリーズとして、カップアンドハンドル 例|日本株 7 銘柄で実例検証と逆三尊 銘柄|日本株5例とnitekabu検索手順もあわせて読むと、チャートパターンの全体像が掴みやすくなります。
最後に、自分がどんなタイプの投資家に向いているか——スイング向きなのか、長期向きなのか、テクニカル重視なのかファンダ重視なのか——を知っておくと、ダブルボトムのようなチャートパターンをどう活用するかの軸が定まります。投資家タイプ診断 shindan で、自分の特性を 5 分で把握してみてください。
「自分の投資家タイプを把握する」 8 タイプの投資家像から、あなたに最も近いタイプを診断します。スイング向き、長期向き、グロース系、バリュー系——自分の軸を知ると、テクニカルパターンの活用方針も明確になります。 → 投資家タイプ診断 shindan を開く
// faq
よくある質問
Q. ダブルボトムとは何ですか?
A. 下落トレンドの底で 2 つの安値とその間の戻り高値で構成される W 字型のチャートパターンです。反転上昇のシグナルとされます。
Q. ダブルボトムのネックラインはどう引きますか?
A. 1 番底と 2 番底の間にできる戻り高値を水平に伸ばした線です。終値ベースでこのラインを上抜けた瞬間がダブルボトムの完成と判定されます。
Q. ダブルボトムのだましはどう見分けますか?
A. 出来高が伴わないブレイク・2 番底が 1 番底より大きく深い形・地合い悪化局面でのブレイクは、だましになりやすい傾向があります。詳しくは「だましを避ける 3 つの視点」セクションで解説しています。
Q. 日本株でダブルボトムが出やすい銘柄の特徴は?
A. 過去 3〜6 ヶ月に長期下落を経た銘柄、出来高が一度収縮した後に再増加した銘柄が候補になりやすい傾向があります。nitekabu のチャート類似検索で日経 225 から絞り込めます。
Q. ダブルボトム単独で売買判断してよいですか?
A. 有名なパターンほど先回りされるリスクがあります。MACD ゼロライン上抜け・移動平均線のクロス・出来高条件と組み合わせて、複数の根拠が一致した場合のみエントリー候補とするのが現実的です。